肩関節周囲の痛みと動きの制限が主な症状で、多くは外傷なく引き起こり明らかな原因は特定されていませんが、主に加齢に伴う肩関節周囲の組織の炎症によるものと考えられています。
また、1年から1年半にかけて「疼痛期」「拘縮期」「緩解期」という順で経過をたどり、予後は比較的良好で日常生活に支障がなくなると言われています。
- 疼痛期…痛みが強く、肩の動きも大きく制限されます。痛みにより、ご自身で動かすことも困難となり、夜寝ていても痛みがあることもあります。
- 拘縮期…痛みは軽くなりますが、肩関節周囲の組織の硬さにより動きが制限されます。他者が動かしても制限が生じることもあります。
- 緩解期…痛みはほとんどなくなり、関節の動きも徐々に改善されていきます。
改善方法および当院の強み
疼痛期は炎症が強く、無理に動かしてしまうと痛みのイメージが脳に強く書き込まれてしまうため、安静にすることが望ましいとされています。炎症が長引いてしまう方の多くは、この疼痛期の時期に痛みに対する不安から無理に動かしてしまうことや肩の保護が不十分であることなど、適切な対応を取っていないことが考えられます。
当院では、それぞれの期間に適切な指導や施術をさせていただきます。
「疼痛期」の痛みが強い期間では、肩を安静に保つための日常生活指導を行います。
徐々に痛みの軽減がみられる「拘縮期」以降では、痛みのない範囲で運動を始めると同時に、早期改善のためのご自宅で行うセルフエクササイズの指導もさせていただきます。